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バイクのタイヤ交換(手組み)のコツ2022.07.22

サーキット走行やレースを始めるとタイヤの減りが半端無くなって、毎回お店で交換するのが大変になってくると思います。

で、自分で交換してみようとなるのですが最初のうちはなかなか上手くいかないものですね。

今回はチューブレスタイヤの交換のコツをお伝えします。

画像は無いですが、チューブタイヤでの注意点も書きますね。

まず、用意するもの

上の画像左からトルクレンチ(無くても後述する方法での作業可能)、虫外し、タイヤレバー(2本は絶対。3本有るのが理想)、リムプロテクター(これも3個あると便利。漢っぽく傷つけても気にしない人は無くても可)、ホイール外す工具(今回リアタイヤなのでFS450の場合これ1本ですが、車両に応じて用意)、ビートクリーム

下の画像のビートブレーカーと木枠(タイヤレバーでビートを落とす方法もありますが、今回はビートブレーカーを使います。木枠は古タイヤ等で代用できますが、簡単に安価に作れるのであった方が良いです)

では、作業に入ります。

今回リアタイヤなのでリアのアクスルナットを外しますが、トルクレンチがない場合やレースで急いでいて少しでも時間短縮したいときはシャフトとナットにあらかじめマーキングをしておくと最後締めるときに目安になります。

ただ、緊急用ですので定期的にトルクはチェックしてください。

アクスルナットを外し、ホイールを車体から外します。

続いてエアバルブの虫を外しますが、この時空気の圧力で虫が飛んでかない様に注意が必要です。

空気が抜けたらビートブレーカーでビートを落とします。

ホイールギリギリを狙うと滑らずにビートが落としやすいです。

チューブタイヤの場合エアバルブの反対側のビートを落とすようにするとバルブ付近のチューブ切れ防止になります。

ビートは1か所ビートブレーカーで落としてしまえば後はその付近を手で押して落とせます。

反対側も同じく1か所ビートブレーカー、後は手でビートを落とします。

ビートが落ち切ったらタイヤを外したい反対側を靴か膝で押します。

チューブタイヤの場合はエアバルブの反対側を押してエアバルブ付近からタイヤレバーを入れるようにします

リムガードをセットして押している部分と対角線側にタイヤレバーを入れます。タイヤレバーの向きは反ってる側が上です。

画像の様にタイヤレバーをタイヤとホイールの間に差し込みタイヤレバーを寝かします。

最初に入れたレバーは抜かずに残りの2本のレバーでタイヤを外していきます。

3本レバーを入れたら真ん中のレバーを外してさらに外側の部分を外していきます。

レバーを入れてる反対側のタイヤは画像で言うと下側の状態までホイールの内側に入れてないとレバーが硬くなるし、タイヤを痛めてしまいます。

下の画像くらいまでタイヤを外せたら後は手で外せると思いますが、きつい場合はタイヤレバーで半周くらいまで外していきます。

この状態になれば片側は終了。

続いて裏側。

チューブタイヤの場合はこの段階でチューブを外します。

タイヤを立てて上の部分に先程タイヤを外した側からタイヤレバーを入れます。

タイヤとホイールの位置関係はホイールの一番へこんだ部分に外れていないタイヤのビートが来るように。

レバーを裏から見た図

レバーはこの状態でホイールを寝かします。

2本目以降のレバーはタイヤを潰しながら入れていきます。レバーは反ってる方が外側です。

また、ここでも最初に入れたレバーは入れたままで作業します。

下から見た図

このくらいまで外せたら手で行けると思いますが硬い場合は半周くらいまでレバーで外します。

無事タイヤが外れたら、付け替えるタイヤにビートクリームを左右に塗ります。

たこ焼きの油付けるやつが便利(笑)

画像の部分(内側)に塗ればOKです。

タイヤの片側は手でぐりぐりやって嵌めます。ダメならタイヤレバーで簡単に入るはずです。

タイヤにバルブポイントの印があればバルブの位置に合わせます。(国産タイヤは大体黄色のマーキング、海外タイヤは無いことが多いです)

チューブタイヤの場合はここでチューブを入れてエアバルブが落ちない様にナットを緩めに仮留め。エアバルブの反対側から作業していきます。

タイヤを踏んでビートをホイールに落とします。

90度くらい横側にレバーを入れてタイヤを嵌めます。

逆側もタイヤレバーで嵌めます。

最初に踏んだ部分は画像位落ちて(ホイールの中に入った状態)ないと最後がきつくなります。

こっち側はレバー2本と足で作業。

↓この辺りまで来れば手で押して行けるはず。

駄目なら最後に中央部分にレバーを入れますが大体ホイールに傷つけます。

左右のレバーを立てるかレバーを一旦外してビートをそっと手で持ち上げて隙間を作りながらレバーを入れると少しはマシかもです。

完成!

エアーを入れてビートを上げます。虫はエアー入れる前に付けても構いませんがタイヤとリムの隙間からエアーが漏れて空気が入らない場合は虫無しでエアーを入れた方が良いです。

それでも漏れる場合はタイヤを立ててトレッド面を何か所か押しながらエアーを入れてみたりしてください。

ビートが上がる時に「パン」と大きな音がしますので2回「パンパン」と音がすればOK。一応目視で全体が上がっているか確認してください。

後はホイールを車体に装着すればタイヤ交換終了ですが、リアの場合はアクスルナット締める前にチェーンにウエス等をかませてホイールが回らなくなるまで回すとアクスルシャフトがきっちり前に密着します。

やり方は色々あると思いますが自分が普段やってるタイヤ交換の方法の紹介でした。

文章にすると中々長くなりますが、コツさえつかめばそんなに大変な作業では無いと思います。

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