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市販バイクでサーキット走行!!②走行編2024.02.12
お待たせいたしました!
「市販バイクでサーキット走行!!」第2回です!!
①車両準備編 で車両の準備が整ったところで、実際にサーキット走行に出かけてみましょう!
サーキット走行というと、
「まだ初心者だから周りに迷惑をかけてしまいそう」
「敷居が高く感じて行きづらい」
なんて感じてしまう事もありますね。
実際、サーキットに行ってみると、周りの人が「みんなすごく速そう……」と思ったりもします(笑)。
でも、走行会やサーキット走行の場合は走行タイムによるクラス分けが行われることがほとんど。
初めは誰でも初心者ですから、そこまで構える必要はありません。
どうしても不安な場合は、先導付きの走行会からチャレンジしてみるのが良いでしょう。
自分が先導を務めさせてもらっている「2りんかん走行会」などは初中級者を対象にしています。
走行に関する質問だけでなく、バイクに関する事なら先導ライダーに何でも相談でき、
転倒者も非常に少ない(転倒者ゼロを目指しています!)走行会なので、最初の一歩にはオススメです。
今回は桶川スポーツランドでのスポーツ走行の手順をお伝えします。
桶川スポーツランド(公式サイト https://okspo.jp/)は、ライセンスの取得や予約が不要。
定休日(木曜日)やコースが貸し切りの日以外であれば、いつでも走行が可能です。
走行クラスは車両の排気量により、
ミニバイク(2st 100cc、4st155ccまで)
大型バイク(2st101cc、4st156cc以上)
に区分され、さらに走行タイムを基準に初・中級クラスと中・上級クラスに分けられています。
☆事前にコーススケジュールをチェック
レース開催日以外でも、貸切営業や臨時休業などで走行できない日もあるため要チェックです!
また、レース開催の直前は平日でも混雑しますし、いつにも増して緊張感が漂います。
天気予報と併せて、スケジュールは必ず確認しましょう!
ホームページでコーススケジュール( https://okspo.jp/schedule/)が公開されていますので、
自分が走行するクラスの走行開始時間を確認しておきます。
現地に着いてからの準備にも意外と時間が掛かるので、
少なくとも走行開始の1時間前には到着するように予定を立てましょう。
〈自走の場合〉
受付の建物の裏側に休憩スペースを兼ねた“自走の方用のスペース”があります。
コインロッカーも設置されているので、貴重品はそこに入れておくと安心です。
〈トランポに積んでいく場合〉
車を停める場所は自由ですが、遠慮して端っこに停めるよりも、周りに人が多い所に停めたほうが良いでしょう。
困ったときに助けてもらえたり、アドバイスをもらえたりするのでオススメです。
桶川スポーツランドにスポーツ走行に来ているライダーは親切な人が多い印象です。
同じ車種や同じクラスの車両に乗っている人を見つけたら、
迷惑にならないタイミング(出走直前や後片付けの最中は避けましょう!)で話しかけてみましょう。
顔馴染みのライダーや仲間ができれば情報交換もできますし、その後も通いやすくなります。
前置きが長くなりましたが、走行の手順についてです。
☆まずは走行受付
受付用紙に必要事項
・氏名
・住所
・生年月日
・血液型
・緊急連絡先
を記入、走行時間(午前、午後、1日)を決めて料金を支払い、走行券を受け取ります。
桶川スポーツランド公式のスポーツ走行規約はこちら ⇨ https://okspo.jp/free-practice/
受け取った走行券は、車両の前方の見やすい位置(ライト周りや、フロントフェンダーなど)に貼ります。
タイムを計測したい場合は、受付でトランスポンダーをレンタルできます。
返却時にタイム表を受け取れるので上達具合が分かります。
☆灯火類やミラーのテーピング
保安部品を取り外し、灯火類をテーピングします。
(⇨詳しくは「第1回 車両準備編」をご覧ください)
走行券の貼り付けやテーピングには養生テープが便利!
剥がしやすく糊も残らないのでオススメです。
走行に向けてはタイヤを温めておくのが望ましいですが、
初めからタイヤウォーマーを持っているという方は少ないと思いますので、
車両を日なたに置いておく(タイヤに日光を当てて温める)と良いでしょう。
ついつい車両の準備に気を取られがちになりますが、ライダー自身の準備運動も大切です。
ストレッチを入念にしておけば体が動きやすくなりますし、
万一の転倒の際にも怪我が軽く済むこともあります。
また、初めての場合は他のクラスの走行を見て、
・コースインやコースアウトの仕方
・コースの確認
をしておきましょう。
桶川スポーツランドには
・ロングコース
・ミドルコース
・ショートコース
の3種のレイアウトがあり、レーススケジュール等に合わせて使用コースが変更されます
(使用されるコースは公式サイトのコーススケジュールで確認できます!)
分からない事があれば、サーキットのスタッフに聞いておきましょう。何でも親切に答えてくれます!
バイクにまたがる前に、
・ヘルメットのあごひもが締まっているか
・プロテクターを装着しているか
・ツナギのジッパーが閉まっているか
必ず確認しましょう!
走行中の車両の走路を妨げないようにタイミングを計り、
前方・後方ともに安全確認を済ませたら左手を上げて合図をしながらコースイン!
コースイン直後にいきなりレコードラインにつくと大変危険です!
3コーナーまではアウト側にラインをキープして走ります。
また、最初の2周くらいはタイヤもサスペンションも体も温まっていません。
いきなり全開走行せず、コースや路面の状況、タイヤの様子を確認しながら走り、
問題がなければ徐々にペースを上げていきます。
車両に何か異変を感じたり、疲れて集中力が切れたりした時は迷わずピットインしましょう!
ピットインの際は8コーナーから手を上げて(難しい場合は左足を出しても可)、
アウト側に寄ってピットインします。
走行時間終了を知らせるチェッカーフラッグが出されたら(シグナルが赤色に点灯したら)走行終了です。
☆走行終了後〜ピットインの流れ
チェッカーを受けたら少しずつペースを落とす
(急激にペースダウンすると追突などの危険があります)
↓
3コーナーを曲がらずにショートカットエリアへ進んで一旦停止
コース上を走行してくるライダーがいないことを確認できたら
8コーナー外側のショートカットエリアまで直進
↓
安全確認後、アウト寄りのラインを取ってコースに復帰する
↓
手を上げて合図をしながらピットイン
☆ピットに戻ったら
走行中、特に異変を感じていなくても
・オイル漏れがないか
・タイヤの様子におかしい所はないか
・ブレーキフルードが滲み等出てないか
などを確認しておきましょう。
走行後にもストレッチをしておくと筋肉痛になりづらく、翌日がラクです。
覚えていれば(自分は大抵忘れます)やっておきましょう!笑
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★転倒してしまったら
スポーツ走行時はブレーキを強くかけたりコーナーで大きく車体をバンクさせたりするため、
街乗りやツーリングの時と比べて転倒する可能性は高くなりますが、
しっかりとした装備を身に着けていれば単独の転倒はそれほど怖くありません。
しかし、他車と絡んでしまったり後続車と接触があったりすると大けがの危険性があります。
転んでしまった場合、まずは”とにかくコース外に退避する”ことを肝に銘じておいてください。
怪我をして手足が動かなかったり、頭を打っていて意識が朦朧としていたりなどで動けない場合以外は、
速やかにコース外に出てください!!
判断が難しいと思いますが、動けそうもない場合は無理せずその場に留まっていればサーキットスタッフが救護に来ます。
★転倒後の対応(身体が動く場合)
まず、進行方向と逆側を向いて後続車に手を振って合図をする
↓
後続車に注意しつつ、車両をコース外に退避させる
※車両の破損が激しく走行不能な場合は、指示があるまでその場で待機します
↓
その場でひと通り車両をチェック
↓
大きな破損やオイル漏れ等がなく“とりあえずコースを走れる状態”であれば、
レコードラインを避けながら3コーナー先か7コーナー先の待避所に移動する
↓
さらに詳しく車両と自身の身体をチェックし、問題が無ければコースに復帰
慣れないうちは一度ピットに戻って落ち着いた方が良いと思います。
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今回は、サーキットに走行の手順を桶川スポーツランドを例にご説明しました。
他のサーキットにおいても、ローカルルールにより多少の違いはあっても概ね同じ流れです。
最後に転倒の話もしましたが、
サーキットは峠や市街地に比べ、安全に自分の技術やバイクの性能を試せる場所です。
興味がある方は、ぜひお近くのサーキットへ出かけてみてください!
桶川スポーツランドで開催されるシリーズ戦
関東ロードミニ選手権2024 は2月25日(日)開幕!
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最後にちょっと宣伝!!笑
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