安全装備についてsafety-equipment

コラム
GUIDE 安心・安全のために

バイクを思う存分楽しむには、充分な対策や装備をして乗ることが大事です。
何かあったときに身を守ってくれるのは、ヘルメットやグローブ、プロテクターなどのアイテムです。
身を守るアイテムは、惜しむことなく良いものを身に付けましょう!
私たちは、自分が身に付けていたら楽しくなるような、誰かに自慢したくなるようなアイテムをご提供していきます。

皆様がバイクライフをより楽しんで頂くために、少しでもお役に立てればと思います。

コラム

safety equipmentマーキュリープロダクツ代表薄井が考える安全装備について

レースで数えきれない程の転倒をしている経験の中で得た安全について書かせていただきます。
弊社で取り扱いの無いものが多数になりますが、安全で楽しくオートバイに乗って頂きたいので商売抜きで本音を語らせていただきます。
少々長文になりますが、自身の身を守るために最後まで読んでいただけると幸いです。

グローブ

グローブ

できれば本革の製品で、尚且つ手のひらにスライダーがあるものを選びましょう。

スライダーが無いと転倒時に路面とグローブがグリップしてしまい、手首や腕の骨折に繋がるばかりか、高いスピードだと体が回転してしまいさらに大きな怪我につながります。

弊社のグローブはエンデューロ用を除きすべてのグローブにスライダーを装着しています。

また、スライダーがあるお陰で革部分の損傷も防げるので1回の転倒でグローブに穴が開いてしまう可能性も減ります。

さらに弊社グローブは路面に接触する部分の縫い糸は全てケブラー糸を使用していますので転倒時に糸がほつれて肌が露出しないよう配慮しています。

グローブのサイズの選び方ですが、握り側はグリップの太さ以上に握ることは無いので手をグーにしたときに指先が少しきつく感じるくらいが丁度良いです。

指先が余るとレバーに指先が引っ掛かる場合があります。弊社のグローブは指先に縫い目が無い縫製にしていますので例え少し指先が余っていてもレバーに引っ掛かり難くまた、爪が縫い目に干渉しない様に設計されています。

試着の際はブレーキやクラッチの操作する指以外は伸ばすことも無いのでバイクを操作する動きを想定して選ぶと良いと思います。

手が厚く従来のグローブでは指先が余ってしまう方の為に弊社グローブには指をワンサイズ短くしたワイドサイズの設定をしている商品もございます。

おすすめのグローブ


「オートバイ用ライディンググローブの選び方・オススメ」記事はこちら↓
https://mercuryproducts.tokyo/blog/1026/

ヘルメット

ヘルメット

これは絶対にフルフェイスを推奨します。予算が厳しい場合は規格が通っていれば、安い物でも構いません。

ジェットヘルなど視界が広くて爽快なのは分かりますが、正面からの衝撃には非常に弱いです。

特に女性ライダーは大切な顔に消えない傷が残ってしまう可能性がありますし致命傷になる場合もあります。

弊社ではヘルメットは扱っていませんが、まず最初にどうしても伝えたい部分です。

余談ですが、自身のレースではゴッドブリンク社の「マッドジャンパー2」を使用してます。
弊社と同じくまだ新しいメーカーですが、日本人が熱意をもって作っているヘルメットは高品質なのに低価格、また圧倒的な軽さも魅力です。
同社のフルフェイスヘルメットも同じ思想で作られておりオススメです。


オススメのヘルメット
オススメフルフェイスヘルメット マッドジャンパー2

プロテクター

プロテクター

最近はライダーの安全意識も高くなりプロテクターを装着しているライダーが大多数だと思います。
暑い時期にはつい、Tシャツなどで乗ってしまう場合もあるかと思いますが、少なくとも脊髄パッド、チェストプロテクターは装着してください。

個人的にはベスト型が気軽でオススメです。
正直、肘や膝は後回しでも致命傷には至らないのでまずは脊髄、チェストプロテクターを揃えて下さい。
また、肩のプロテクターはウレタンだけの軟質な物をオススメします。プラスチックが入っている物だとそのせいで鎖骨骨折の原因になる場合があります。
ジャケット外側についているスライダーに関しては鎖骨を避ける形状の物が多いので安全性が高まります。

オススメのプロテクター
BPJ-03P SPORT GUARD BODY CE PORON®胸・脊椎サポーター

ネックプロテクター

ネックプロテクター

レース以外で装着しているのは、ほぼ見かけませんが、非常に有効な装備です。
転倒翌日にむち打ちの様な症状が出る場合が良くありますが、これは衝撃によって首の可動域を超えてしまうからです。ネックプロテクターは首の動き過ぎを防いでくれるのでむち打ち防止、頚椎損傷防止に非常に有効です。
また、ヘルメットが路面にヒットし難くなるのでヘルメットを破損する可能性を減らすことが出来ます。

ただ、硬質のプロテクターは背骨にダメージを与える場合があるので脊髄パッドと併用が必須です。

弊社でもストリートで使い易いネックプロテクターを開発中ですので完成したらご報告いたします。

オススメのネックプロテクター
LEATT BRACE GPX 6.5 CARBON BNS テック 2

ブーツ

ブーツ

ライディング用のブーツが一番ですがスニーカーでもくるぶしが隠れるハイカットの物を選びましょう。

スニーカーの場合は紐がステップに引っかかって立ちゴケの危険性があるので結んだ部分を紐の内側に入れる等すると安心です。

さらに安全性を重視する場合はヒンジの付いているねじりに強いブーツを選ぶと捻挫や靭帯損傷の危険が減ります。